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EPISODE 14

愛あるエピソード 建築編

ゼネコンの仕事はチームワーク。
お互いに対する敬意と愛情が必要。

名古屋支店 建築部|所長1997年入社

CHAPTER01

CHAPTER01

初めての現場代理人としての赴任、
不安と緊張でいっぱいでした。

小学校などの学校施設は子ども達が勉強する場所であると同時に、地震などの災害時には地域の方の避難場所となります。このため、国は1980年代から、学校施設の耐震強化を推進してきました。村本建設もこのような社会の動きを受けて多くの耐震補強工事を手掛けてきました。

2006年、当社は三重県で小学校の耐震補強を含む大規模修繕工事を受注しました。私は当時、32歳。それまでは建築部に所属し、建設現場の一員として働いてきましたが、この時初めて責任ある現場代理人という立場での赴任を命じられました。会社を代表して単身赴任で挑むことや、協力会社や職人さんも初めての方達を調整しなければならないことなど、現場に行く前の私は不安と緊張でいっぱいでした。

CHAPTER02

職人さんとの関係を築いていただいた、
村本建設の先輩方に感謝。

どんな工事でも、まず協力会社を確保し、必要な職人さんを手配しなければなりません。当社が工事を担当したことがない地方などでは、そもそもこれが大変なのです。私は、周囲に相談し、地元の協力会社を紹介してもらい、職人さんたちを集めてもらうことにしました。そこで集まってきた職人さん達は、その時点から20年以上前、1980年代に村本建設がその地域で大規模な商業施設の工事を手掛けた際に協力していただいた熟練の方たちばかりでした。「あの時の、村本建設さんか。お世話になったからまた手伝うよ」「若い人、一人で来たの?わかった、やるよ」といった感じで集まっていただきました。

いざ工事が始まり、その方達とお話しすると、「あの時、○○さんには、お世話になってね」とか「○○さんには、よくしてもらったからな」と、当社の社員の名前と共に昔の話がどんどん出てきました。また、お昼にコーヒーに誘っていただいたり、仕事が終わってから、地元の居酒屋でお酒を酌み交わすこともしばしばありました。

なぜ、こんなに良くしてくれるのだろう…。それは20年以上前にこの土地で仕事を担当した先輩方のおかげという他ありませんでした。その時の先輩の皆さんが、職人さんにしっかりと礼を尽くし、いい仕事をしたからです。それを忘れないでいてくれた職人さん達を含めて、「ありがとう」と感謝するしかありませんでした。

CHAPTER03

職人さんたちには職種ではなく、
名字で呼びかける。

ゼネコンの仕事は、チームで行います。経験を積んだスキルの高い職人さんたちの協力がなければ、いい仕事はできません。だからこそ、人間関係が大切なのです。私は、職人さんたちを「大工さん」「鉄筋屋さん」「左官屋さん」などと職種で呼ぶことはありません。信頼と親しみの気持ちを込めて、「○○さん、お願いします」「○○さん、この点はどうなっていますか?」と必ず名字で呼びかけるようにしています。また、建設現場での指示は、できるだけ曖昧さを省き、具体的に説明するようにしています。そのためには、自分が現状を正確に理解していることや、工事についての深い知識が求められます。時には厳しいことをお願いしなければならないこともありますが、そんな時こそ、なぜその作業が必要なのかをじっくり説明するようにしています。

私は、チームでものづくりをする時に一番大切なのは、お互いへの「敬意」と「愛情」だと思います。それがあれば、一つの仕事が終わった後も「また、次も一緒に仕事がしたい」という思いが生まれます。そして、そんな風に職人さんたちへの接し方を考える原点になったのが、その時の小学校耐震補強大規模修繕工事だったと思っています。

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